僕のお気に入りで~す

このお店、
僕の教室に対する考え方にか
なり近いものがあるので
ブログのネタにしてみました。

良かったら
おヒマな時に読んでみてね

なぜ、真冬のかき氷屋に行列ができるのか

「おいしいものをつくる」ことは、目的ではない

飲食店を開業しようとする人がいちばん陥りやすいのは、
「おいしいものをつくる」ことを、
目的化してしまうことだろう。

とくにはじめてお店を開く人は、
味に固執してしまいがちだ。
本当は、
お客さんに満足していただく、
という目的のために美味しい料理をつくる
ということのはずなのに。

「料理がおいしい」というのは
目標のはずなのに、
いつの間にか
「おいしい料理をつくる」ことが
目的になってしまう。
目標と目的が変わってしまうと、
自己満足の世界に陥ってしまいがちだ。

そもそも「おいしい」という定義が抽象的なものです。
でも「俺のつくったラーメンは、お店で食べるより、絶対おいしいとおもうんだよね」
という感じで、
飲食店をはじめる人が
すごく多いと思います。
僕自身がそうだったと言えるのですが、
飲食の仕事をはじめようと思っている人の
いちばんの勘違いは、
そこにあると思うんですよね。

「おいしいものをつれば、人は来る」という、そんな抽象的な表現にひきずられていても、やはりビジネスは成り立たない。結局、おいしいか、おいしくないかというのは、お客さまが感じることであり、つくり手側が決めることではないわけです。

飲食を扱うビジネスを突き詰めると、
「自分の見方」と「お客さまの見方」
のふたつの視点が存在します。
それは、「お客さまの考えている、そのお店に求めているもの」と、
「自分が理想としているもの」が違うこともあるからです。

「僕がやりたいお店」と、
「お客さまがいいと思っているお店」は別だとしたら、
自分の中にも、
「客観的に自分を見る目」というものを
つくらなければいけない。

「おいしい」にも、
「自分のおいしい」と
「お客さまのおいしい」というのを
両方わかるふたつの舌を持っていないといけない。
この「自分のおいしい」と
「お客さまのおいしい」というのは、
バランスだと思います。

さらに突き詰めると、
料理を提供する仕事の目的は、
「喜び」を提供するということです。
相手が「まずい」のなら、
その時点で相手は喜んでいない。

たとえ、その相手に、
「あなたは、間違っている」
といっても、
自分のプライドをかばっているだけです。
残念ながら、そういうことも結果として受け入れなくてはいけないこともあると思います。

とはいえ、
お客さまのすべてが正しいというわけではありません。
大事なのは
「自分がちゃんとやるべきことをやっているかどうか」ということです。

・・・・・・・別の章では

「おいしかった」だけではダメなんです。
「おいしい」のは当たり前だと思う人もけっこう多いわけです。
「また来たい」と思ってくださるかどうかです。

極端に言えば、たとえ、おいしくなかったとしても「また来たい」と思ってもらえる店ってすごいと思います。
「味はそこまで好みじゃないけど、なんか来ちゃう」とか。
めざしているのは「いちばんおいしい」ではなく
「大好きなお店」

・・・・・・

埜庵に行ってきた

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埜庵

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